DAO THANH AN
タン アン島 2002.1月

THANH AN村はHCM市・CAN GIO(カン ザー)県内の島です。本島と、離島の2つの島から成っています。
CAN GIOは日本のNGOがマングローブ植林を行った地でもあるので、ご存知の方もあるのでは?
現在、この地域の植林は完了していて、自然公園とその周辺のマングローブ森は
保護区域として管理されているそうです。



CAN GIOの港またはHCMから日帰りで行ける海の街VUNG TAUから船で1時間ほど
渡ります。商業的にはVUNG TAUとの関わりの方が大きいと思われます。



今回は青葉奨学会主催による「テトの制服配布」に同行させていただくことで、この島を
訪れるチャンスを得ました。「テトの制服配布」とは、経済的に困難な子供たちにも
新しい服でお正月を迎えてもらおうという趣旨のもとに集まった寄付金でシャツとパンツの
セットを仕立ててプレゼントするというものです。
HCM市内から選んだ学校や施設へ必ずスタッフが直接出向き、子供たちに手渡しすることが
原則となっています。また同行ボランティアも受け付けておられます。

この日のメンバーは計7名。
街の中心からサイゴン川を越えて4区、そして7区へ。そのつきあたり町NHA BEから
フェリーに30分ほど乗って運河を渡ります。

社会科見学の生徒を乗せた大型バスも
なんでもかんでもむりやり積み込んで出発。

フェリーから降りたらそこからCAN GIO県。
塩田やエビの養殖池、そしてマングローブの森を1時間強走りぬけたら、THANH AN島への小さい船着場に到着。

THANH AN島には農作物を作る場所がなく
米などはすべて本土から運ばれます。
ちょうどこの時HCM市のお役人さんが物資を船に積み込んでいました。

定期便が少ないため、島からわざわざ迎えに来てくださった校長先生の小船に乗って港を出発。

1時間ほど海を行って島に到着。島の真ん中にまっすぐ通ったこの1本の道の両側に約500件の家のほとんどが並び、4500人が生活しています。

高い建物はなく、バイクも車も走らない。
ひっそりとしたお昼前。

軒先で手仕事をする人、、道端の物売り、そして子供たちの好奇の視線をあびながら、目的地の小学校へ向かいます。

案内された教室では50名ほどの子供たちが
拍手で私を迎えてくれました。さっそくおみやげを渡して、ベトナム語で
「お昼ご飯食べた?」
「何年生?」
など、ちょっとだけ話しました。

この島の小・中学、さらに離島分校から選ばれた計150名に服が配られました。

これは学校の門の前で撮影。
「写真撮るよー!」と声をかけたら、ちょっとはずかしそうに遠巻きに集まってきました。

海水のせいか髪が栗色で、瞳がくりくりと
大きな子供たち。

島には現像所がないので、写真はまだまだ気軽なものではないそうです。

特産品は魚の漬物や干物。つい数年前まではエビやカニがいくらでも獲れたそうですが
現在は少なくなってしまったとのこと。電気代は本土より高く、上水設備も未発達なので
今でも節約に骨を折っているそうです。

海岸にはマングローブが生息しています。
干潟をよく見ると小さい小さいカニをたくさん見ました。

中学校にもおじゃましました。お昼休みが終わって席について先生を待っている生徒達。私たち外国人を見つけると急にざわざわし始めました。

その教室に入り込んで行って撮った1枚。
同行者の1人が英語で話しかけるとキャーっと奇声や笑い声が。みんなはずかしがっているけど、でもすごくうれしそう。
中学校内にある、おそらく特に貧しい子供のためのクラスなのでしょう。ほとんどの子供がノートを持たず小さな白板にけんめいに文字を書いています。

教室をのぞくと子供たちがそわそわしながら
こちらを見て先生をおこらせます。
先生、授業のじゃましてごめんなさい。

帰りの船を待つ間、干物をおみやげに買う
スタッフの方(左)。

中央の男性は青葉の奨学生出身者で、大学を卒業したばかりだそうです。
「感謝の気持ちを他の人に広めたい」とオーストラリアのNGOとCAN GIO県が立ち上げるプロジェクトの1員になりました。



「青葉奨学会」へのお問合せ先
TEL:84−8−8477359  FAX:84−8−8477527
MAIL:hblx@hcm.vnn.vn (日本語可)


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